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震災以降 [雑記]

3月11日以降の、震災そして原発事故からなんとなく世界が変わって見える。
下のエントリに書いた山岳部のOB会も遠い過去の事のように思える。また、最近でもTVでスポーツ中継やら、(滅多に見ないが)ドラマやバラエティなど、ちらっと見ただけでも、まるで別の世界のことのように違和感を覚える。

原発から立ち上る煙をTVで見た時、圧倒的に巨大な力が自分と周囲を踏みつぶしていくような恐怖感に襲われた。そして、絶望的な無力感。あの時は、文字通り「世界の終わりが始まった」と感じた。今現在、そこまで原発事故は悪化はしていないが、ただ静止状態をなんとか保っているだけで、安定しているとは到底言い難い状況が続いている。
いままで、ライフハックだの自己啓発など、言ってみればちょっとヒトより効率的に人生を歩もうとする小細工的なテクニックに関心があったのだが、震災以降全くそういう関心が消失している。圧倒的に巨大な力の前ではそれらはホント、何ほどのモノではないからだ。
そういう事態に遭遇することはないだろうと無意識に思っていたのかもしれないが、実はそういうことが起こりえるのが人生なのだと最近は思う。その時本当に守りたい、大事にしたいと思えることが、自分の人生にとって死活的に重要なことであって、それ以外は実はどうでもいいことなのだ。

TVでは震災前と同じ芸人が同じようなお笑いでバラエティ番組をやっている。震災前はくだらないとは思ってもそう目くじらは立てなかったが、今では世界が変わった事が理解できないかわいそうな連中としか思えなくなった。
スポーツも、確かにすごい技術の応酬なのだろうが、たとえば野球など所詮は人間が決めたルールの中だけでのことで、自然の猛威と科学技術の暴走のなれの果てを目撃してしまった今ではあまり心に響かない。ただし、甲野善紀さんのような武術家は別だ。甲野さんのツイッターでのつぶやきは深く心に響く。彼も原発事故を憂慮しているが、そういう限界状況になった時にどう対応すべきか、これが武術の探求に通じるという。

ツイッターの話が出たが、現時点では信頼できる人(これを見つけるのにもリテラシーが必要だが)の、つぶやきをfollowすることで大分精神的な安定が得られている。
詳しくはまたそのうちということで。
とりあえず、今の気持ちを、不完全ながら書いて、ブログまた再開しました。
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